調味料とその説明
ウェイパァー
廣記商行製造の鶏骨と豚骨に野菜エキスとスパイスを配合したペースト状の万能中華だし。
「赤い缶のアレ」と言えば、料理好きなら誰もが知っているくらい日本では有名です。
スープベースのみならず、餃子や炒飯といった様々な中華料理で活躍。
もちろん、お湯に溶いてネギを散らせばそれだけで即席スープの出来上がり!
これひとつで料理に旨味とコクが加わり、いつもの中華がぐっと本格的な味に。
ポッカレモン100
ポッカサッポロフード&ビバレッジ製造の100%レモン果汁(濃縮還元)。
レモン汁としてそのまま料理に使用できます。
少量のレモン汁のためにレモン1個を買う必要もなく、レモンを絞る手間も省けることから、多くの人に愛用されています。
ただし、ジャムやマーマレード作りでの果物のペクチン固化はうまくいかないこともあります。
また、保存料無添加ですので開栓後は早めに使いきる必要があります。
コショウ
日本、あるいは世界中で最もポピュラーな調味料の一つですが、実は「コショウ」という名の1つのスパイスは存在しません。
日本の「コショウ」とは、ブラックペッパーとホワイトペッパーをブレンドしたものを細挽きにしたもの。
配合はメーカーにより様々です。
ブラックペッパーと比べると風味はやや弱いですが、スパイシー感は高めです。
粒子はかなり細かくパウダー状。
S&B食品の「テーブルコショー」が長い間、日本の食卓の代表的なコショウでしたが、
近年では海外を含め多くのメーカーが様々なブレンド・挽き方のコショウを製造しています。
マジックソルト
ヱスビー食品製造のスパイス・ハーブ岩塩。
北米産天然岩塩より作りあげた塩に、トマトパウダー、パセリ、ガーリック、タラゴンなどのハーブとスパイスがバランスよくブレンドされています。
肉料理や野菜料理で通常の塩・コショウの代わりに使えば、いつもの食卓が一気にヨーロッパ風に!料理がうまくなった?とほめられるかもしれませんね。
しょうゆ
和食の最も基本的な調味料の一つで、日本の食卓には欠かせません。
小麦と大豆より製造された醤油麹に食塩水を加えて醸造・発酵させて作られます。
希釈して煮物や汁ものに使用されたり、そのまま寿司や刺身につけて食されたりします。
そばつゆ、天ぷらつゆ、すき焼きなどもしょうゆが味の中心となります。
製造方法や用途により「うすくち」「こいくち」「たまり」など、様々な種類がありますが、レシピでしょうゆと言えば通常はこいくちしょうゆのことを指します。
近年の健康志向を反映して「減塩醤油」なども各メーカーから発売されています。
うすくちしょうゆ
和食の最も基本的な調味料の一つであるしょうゆの一種。
漢字では「淡口」または「薄口」と書きます。
「うすくち」が薄味であるとよく勘違いされることがありますが、薄いのは塩味ではなく色と香りです。
実際の塩分はこいくちしょうゆよりも高いのです。
うすくちしょうゆは色と香りが弱ので、素材の色や風味をできるだけそこないたくない料理に使用されます。
有名な使用例が関西風のうどんだしです。
酒
米と麹を主原料として作られた醸造酒で「日本酒」「清酒」とも呼ばれます。
お酒は料理に旨味やコクを与えるだけでなく、材料を柔らかくしたり、魚や肉のくさみを消す効果もあります。
「純米酒」「吟醸」などといった高級な酒もありますが、こちらはそのまま飲料として飲むためのもので、料理には通常、普通酒または料理酒が使用されます。
料理に使うお酒を日本のスーパーなどで購入する際は、酒売り場ではなく調味料コーナーをまず探してみるのがよいでしょう。
料理酒
料理に使用される日本酒。
酒税法により「日本酒」に分類されるものと、食塩や酢を添加して料理に使用されることのみを目的とした加塩料理酒があります。
大きな違いは味と価格。
後者の加塩料理酒は塩が添加されているため、料理全体の塩味に多少影響することもあります。
しかし加塩料理酒は酒税法上の酒類に分類されませんので価格がかなり安いというメリットがあります。
日本のスーパーでは酒売り場ではなく醤油などといっしょに調味料コーナーで販売されていることがほとんどです。
砂糖
日本で最も一般的な砂糖はサトウキビを原料とした上白糖です。
欧米では砂糖と言えばグラニュー糖を指しますが、日本のレシピに砂糖と記述されている場合にはグラニュー糖ではなく上白糖を指します。
上白糖は精製した砂糖に水分と転化糖を添加して作られ、グラニュー糖に比べてしっとりとしていて強い甘みを持ちます。
転化糖を含んでいますのでグラニュー糖より焦げやすいという特徴があり、焼き菓子作りには不向きかもしれません。
みりん
もち米に米麹とアルコールを加えて熟成させた甘みのある琥珀色の液体調味料。
アルコール度数は14%前後。
「本みりん」とも呼ばれます。
煮物や麺類のつゆ、照り焼きのつやだしなどに使用されます。
砂糖ではなくみりんを使うことで料理にまろやかな甘みと豊かなコクが加わります。
酒類に分類されますので酒税がかかりますが、酒税のかからない安価な「みりんタイプ」や「みりん風調味料」も代用品としてポピュラー。
こちらは価格は安いのですが、本みりんの持つまろやかで上品な甘さは出しにくいでしょう。
ごま油
煎ったごまを搾って作られた香味を持つ食用油。
焙煎の強弱により香りと色が異なります。
日本で最も一般的なタイプは透明な黄褐色をしていて深いごまの香りがします。
中国製のごま油は焙煎方法が日本とは異なりますので、風味も日本でいうところのごま油のものとは少し違います。
中華料理などの炒め物に使用するほか、そのまま手作りドレッシングの油分としても使えますし、カルパッチョなどにかけても美味しいでしょう。
また、いつもの冷奴に少し垂らすだけでちょっとエスニックな料理に大変身させることも!
片栗粉
カタクリの鱗茎から取ったデンプンを精製した粉。
元々はカタクリが主原料でしたが、現在日本で販売されているカタクリ粉のほとんどはカタクリではなくジャガイモのデンプンを使用しています。
あんかけや酢豚など、料理にとろみをつけるために使われます。
また、出し巻き玉子に少し加えると玉子が破れずに美しい仕上がりに。
とろみづけは小麦粉でも代用可能ですが、小麦粉では仕上がりの透明感が失われますのであまりおすすめはできません。
だし汁
かつお節や昆布を主原料とする和食のスープベース。
レシピで特に何のだしか指定がない場合は、かつおだしを使えばよいでしょう。
和食のだしは中華や西洋料理のだしとは違ってぐつぐつ煮込んで作りません。
かつお節を入れた水が沸騰したら即、火を止めます。
だしを一から作るのが面倒な方には、そのまま料理に入れられる顆粒タイプのものが「だしの素」「ほんだし」などの名称で多く出回っています。
こちらは和食の汁ものだけでなく、炒飯にササっとかけて炒めたり、餃子の具に入れたりしても美味しいです。
酢
和食レシピで「酢」とだけ書いてある場合、それはたいてい「穀物酢」か「米酢」のことを指します。
穀物酢は小麦やとうもろこしなどの穀物を原料とした醸造酢。
すっきりとした強い酸味が特徴で、中華の炒め物やドレッシングなどに適しています。
一方、米を原料とする米酢は甘みがあり酸味は穀物酢に比べてずっとマイルド、香りもまろやかです。
火を通さずに酢の味と風味をそのまま味わうお料理、例えば寿司や酢の物などに最適です。
マヨネーズ
日本のマヨネーズは外国のものとは少し違います。
欧米では全卵タイプが主流なのに対して、日本の主流は卵黄タイプ。
見た目もずっと濃い黄色。
また、マヨネーズの重要な原材料である油と酢にはそれぞれ大豆油などの植物油と米酢を使用しています。
日本のもののほうがより卵感が強いですね。
どちらが美味しいかというと、これはもう好みの問題なのですが、多くの日本人は日本のマヨネーズじゃないとって言いますし、逆に欧米の方は日本のは何かが違うと眉をひそめるかも。
しかし、海外にも多くの日本製マヨネーズファンがいるのも確かです。
キユーピーハーフ
日本で最もシェアの高いマヨネーズの一つがキユーピー。
海外でも日本食好きの間ではキユーピーマヨネーズは有名。
そのキューピーマヨネーズの低カロリー版が「キユーピーハーフ」です。
カロリーは従来の半分。
その秘密は油の「マイクロエマルジョン製法」。
油の粒子を細かく均一化して表面積を増やすことにより、より少ない量の油でしっかりとしたコクが感じられるのです。
マヨネーズは大好きだけどカロリーが気になる方には強い味方です。
みそ
「Miso soup」の材料として今や海外でもすっかりお馴染みのみそ。
大豆などを発酵させて作るペースト状の発酵食品です。
原材料は米や麦もありますが、最もポピュラーなのは大豆。
醤油と同じ原料を使っているのに出来上がった料理は全然違うのです。
醤油を使ったスープはすっきりしているのに対し、みそを使ったものはコクがありまろやか。
お腹への満足感もやや高め。
みそ汁やみそ漬けだけではなくアイデア次第で様々なお料理に。
例えば、甘みが強い白みそは生クリームの代わりに豆乳とともにクリームシチューに入れればカロリーもぐっと抑えられます!
オイスターソース
牡蠣のうまみを十分に含んだエキスに旨味調味料や砂糖などの調味料を加えて作られた中華ソース。
独特の風味があり、多くの広東料理で使われています。
いつもの焼きそばをオイスターソースで炒めれば簡単に中華風焼きそばが出来上がりますし、炒飯に入れれば一気に味が本格的に。
餃子の種に加えたり、ごま油とあわせて中華風ドレッシングにしたりと、用途は無限大!
だしの素
かつお節や昆布を主原料とする和食のスープベースをそのまま溶かして使える粉末や顆粒状にしたものが「だしの素」。
原材料の旨味成分を抽出したものに、塩、砂糖、旨味調味料などの味をついているものが主流。
もちろん、化学調味料や塩分を一切加えない無添加タイプも各メーカーから発売されています。
だし汁の代わりとして使用するほか、そのまま炒飯やドレッシングに加えてもよいでしょう。
ほんだし
「かつお風味のほんだし~」のCMですっかりお馴染み、粉末/顆粒和風だしの代名詞的存在。
味の素株式会社製造のロングセラー商品です。
かつおエキスを中心に、食塩、糖類、アミノ酸、かつお粉末などをブレンド。
毎朝のみそ汁のだしから昼食のうどん、夕食の煮物まで、粉末状なので簡単手軽に和食が作れてしまいます!ベーシックなかつお風味だけではなく、「ほんだしこんぶだし」「ほんだしいりこだし」「ほんだしかつおとこんぶのあわせだし」とラインナップも充実!
鶏ガラスープの素
鶏肉と鶏のガラから抽出したエキスに旨味調味料などを加えた顆粒/粉末中華だしの素。
和食のだしはすぐに作れるのですが、鶏ガラスープはそうはいきません。
まず鶏ガラを手に入れなければいけないのですが、どこでも売っているわけじゃない。
大きな寸胴鍋も必要。
そして何よりぐつぐつ煮込む時間!日本の住宅事情も考えますと、これはなかなか家庭でできるものではありません。
ですので、多くの日本人は中華風の鶏ガラスープが必要な時には「スープの素」を使うのです。
ラーメンのスープや八宝菜などの炒め物、そして和食の水炊きまで様々な場面で使えるスープの素です。
豆板醤
ソラマメと唐辛子を主原料としたペースト状の中華みそ。
日本でも人気の高い麻婆豆腐や担担麺には欠かせないアイテム。
少量でもとても辛いです。
油とともに火を加えると高い香りを放ち、料理に辛みだけでなくコクと風味を与えてくれます。
加熱調理して使う以外にもたくさんの使い道が。
餃子のタレにまぜればあっというまに四川風餃子の出来上がり!醤油やにんにく・ねぎと和えて冷奴にのせるだけでピリ辛スタミナ冷奴に。
日本国内ではYOUKI(ユウキ食品)の「四川豆板醤」や味の素Cook Doシリーズの「熟成豆板醤」が有名。
甜麺醤
甜麺醤はそら豆や大豆を原料とした甘い中華みそ。
中華甘みそとも呼ばれています。
日本でも人気の高い麻婆豆腐の味の基本はこの甜麺醤です。
豆板醤同様、火を通すことで高い香りが出ますので、炒め物をする時にはまず最初に油とともに甜麺醤を熱してから他の食材を入れると美味しさを引き出せます。
加熱調理だけでなく、そのままソースとしていただくことも。
北京ダックが代表例ですが、家庭でも餃子や焼売や春巻きなど、色々なものにつけてみてください。
めんつゆ
かつおや昆布の出汁に醤油、砂糖、みりんなどを加えて作ったつゆ。
そばやうどんなどの麺類のつゆはもちろん、天ぷらのつゆや煮物にも使われます。
このめんつゆ、わざわざ自分で作るのは面倒ですね。
そんな時に市販の「めんつゆ」が大活躍。
実はかなりの日本人が市販のめんつゆを使っているのです。
ストレートタイプ、濃縮タイプなどがあり、濃縮タイプは水に薄めて使います。
便利なのですが、市販のめんつゆは煮込むと塩味がとてもきつくなるものもありますので、煮物に使うときは気を付けてください。
にんにく(チューブ)
餃子や中華の炒め物には欠かせないすりおろしにんにくですが、これが手が汚れたりして結構面倒。
そんなときに便利なのがチューブにんにく。
すったにんにくがチューブに入っていますのでいつでもサッとすりおろしにんにくが使えます。
炒め物ににんにくの風味を加えたい時に少量いれるだけでOK。
また、手作りドレッシングにちょっと加えるだけでも全然違うものになります。
S&B食品の「生にんにく」、ハウス食品の「特選本香り生にんにく」などが有名。
しょうが(チューブ)
すった生しょうががそのままチューブに!チューブに入っていますので手も道具も汚すことなくいつでもしょうがのすりおろしが。
冷やしうどんや冷奴など、多くの日本の家庭料理に意外と欠かせないのがしょうがのすりおろし。
簡単にできる料理のはずなのに、このしょうがのすりおろしが結構面倒なんです。
ただし、生でそのまま使うぶんには問題はないのですが、餃子や炒め物などの加熱調理するものに使った場合はやはり生のしょうがを直前におろしたものより風味がやや劣るのは否めません。
ごま
ごまには「白ごま」「黒ごま」「金ごま」などの種類がありますが、レシピで何も指定していない場合はたいてい「白ごま」のことを指します。
また、その調理段階により「洗いごま」や「いりごま」といった名称で売られていますが、お料理にそのまま使う場合はいりごまを購入しましょう。
洗いごまは生のごま。
ごまは煎ることによってはじめてごま特有の香ばしい香りが出ます。
洗いごまから作る場合には必ずまず煎ってください。
いりごまの場合も家庭でもう一度さっと煎ることで香りを良くすることができます。
すりごま
いりごまをすったもの。
ごまは煎ることで香ばしさが出ますので、必ず煎ったものを使いましょう。
黒ごまや白ごまといった種類の指定がない場合はたいてい白ごまのことを指します。
作り置きせずに面倒でもその都度するのが香りを最大限に楽しむコツ。
すりばちをお持ちでない方のためには既にすった状態のごまが市販されています。
こちらはとっても便利なのですが、やはり香りはすりたてのものよりかなり落ちます。
削り節
魚の干物を薄く削ったもので、和風出汁には欠かせません。
多くはカツオやサバからできています。
カツオを使ったものは「かつおぶし」と呼ばれます。
削り節は出汁だけでなく、様々なお料理にトッピングとして使用されます。
冷奴、うどん、焼きそば、たこ焼き・・・さっと最後に振りかけるだけで風味がぐんとアップします。
「だし用」として売られているものは荒々しくトッピングには向きませんのでご注意を!トッピングには「花かつお」などを使いましょう。
ウスターソース
イギリスを中心として使われている「ウスターソース」を基本に日本が独自の方法で開発したソース。
日本のレシピで「ソース」とだけ書いている場合はこのウスターソースのことです。
その味は本場のウスターソースとはかなり違います。
日本製のウスターソースはマイルドでフルーティ。
海外のものほどクセはありません。
なのでたっぷりかけても美味しいのです。
フライものにそのままかけるほか、カレーや目玉焼きにかける人もいます。
オタフクお好みソース
オタフクソース製造のお好み焼き専用ソース。
ウスターソースに似ているようで、実は全然違うのです。
お好み焼きにはこれでなくちゃという熱烈なファンもいるほど。
デーツなどの果物と野菜に約20種類の香辛料をブレンド。
ウスターソースよりは甘いですが甘すぎずコクのあるまろやかな味。
お好み焼きはソースで随分味が変わるもの。
是非一度お試しあれ。
お好み焼き以外でもやきうどんやナポリタンスパゲティに混ぜても美味!
水溶き片栗粉
少量の水に片栗粉を混ぜたもので、料理にとろみをつけたい時に使用します。
片栗粉とはカタクリの鱗茎から取ったデンプンを精製した粉。
元々はカタクリが主原料でしたが、現在日本で販売されているカタクリ粉のほとんどはカタクリではなくジャガイモのデンプンを使用しています。
水と片栗粉の分量は大体2:1くらいと言われています。
水溶き片栗粉は火を加えてはじめてとろみがつきます。
水の量は適当でよいのですが、あまり多くならないようにしましょう(大匙1~2杯程度)。
かつお節
加熱したカツオ肉を乾燥させ削ったもの。
「おかか」とも呼ばれます。
和風出汁と言えばかつお出汁のことを指すくらい、かつお節は和食の出汁に欠かせない食品です。
出汁をとるために使用されるほか、冷奴や焼きそば、お好み焼き、たこ焼きなどのトッピングとしても使われます。
また、しょうゆをちょこっと垂らしてアツアツご飯にのっければ美味しい味付けご飯の出来上がり。
一味唐辛子
乾燥赤トウガラシの実をすりつぶして粉末にした調味料で強い辛みを持ちます。
細かく食べやすい形状に加工してありますので、調理時の辛み付けというよりは直接トッピングとして使用されることが多いです。
代表的な使用例はうどんやそばなどの麺類のトッピング。
また、みそ汁などの汁ものにかけても美味しいでしょう。
特に豚汁やかす汁などの濃厚な汁ものと良くあいます。
七味唐辛子
すりつぶした乾燥赤トウガラシを中心に七つのスパイスをブレンドしたとても辛い香辛料。
必ずしも七つのスパイスが入っているわけではなく、製造者によりそのブレンド内容は異なります。
赤トウガラシに加えるスパイスには芥子、陳皮、胡麻、山椒などが使用されます。
うどんやそばなどの温かい麺類にかけて美味しいのはもちろん、みそ汁・かす汁などの汁もの、牛丼などのどんぶりものにかけても美味しい。
塩麹
麹に塩と水を加えて発酵、熟成させたもの。
かつては漬物床としての利用に限られていましたが、ここ数年、様々な家庭料理での使用が急増しています。
タンパク質をアミノ酸に分解する酵素のおかげで素材の旨味がアップ。
肉や野菜をつけこんでソテーして焼いたりしても美味しいですし、そのままクラッカーなどにつけて食べる人もいます。
しょうが汁
すりおろした生のしょうがを手で絞って取れる汁。
お料理にしょうがの風味を加えたいけれど繊維を加えたくない場合などに用いられます。
しょうが焼きなどはもちろん、絞ったレモンとはちみつと合わせて熱いお湯を注げば体がぽかぽか温まる生姜ドリンクの出来上がりです。
鷹の爪
厳密にはトウガラシの一種を指しますが、レシピで「鷹の爪」が指定されている場合は乾燥させた赤唐辛子一般を指すことが多いです。
スーパーなどで見かけるものも生ではなく乾燥鷹の爪。
そのまま或いは輪切りにして料理に使用されます。
でも、あくまで辛み香辛料ですのでそのまま口には入れないでくださいね。
とてもとても辛いですから。
粉山椒
「山椒は小粒でもぴりりと辛い」という諺のとおり、とてもスパイシーで豊かな風味を持つ香辛料。
各部位が成長度合いにより様々な料理に使われます。
粉山椒は主に山椒の実の外皮を乾燥させて粉状にしたもの。
メーカーにより、山椒の青葉をブレンドしているものもあります。
鰻の蒲焼きに少量ふりかけていただくのが最もポピュラーな食べ方。
七味唐辛子にもブレンドされています。
担担麺などの中華料理に花椒(中華山椒)の代わりにふりかけても美味しいです。
ポン酢
柑橘類のしぼり汁に酢を加えたものがポン酢ですが、一般家庭で「ポン酢」と言えばこのポン酢に醤油や出汁を加えた味付きのポン酢醤油のことを指します。
お酢と柑橘類の風味がとても爽やかで料理の口当たりをさっぱりとさせてくれますので、日本人には人気の高い調味料。
鍋ものや餃子のつけだれとして使用されるほか、刺身やたたきにかけても美味。
ステーキに大根おろしとともに添えればさっぱりとした和風ステーキに。
やきそばや野菜炒めなどの炒め料理にも使えます。
ミツカン味ぽん
ミツカングループ製造の味付けポン酢。
市販のポン酢(ポン酢醤油)の中で最もポピュラーなものの一つでしょう。
主な原材料は本醸造醤油、柑橘果汁、醸造酢など。
鍋料理にはもちろん、ぎょうざのたれ、ステーキや焼き魚、冷奴など、様々な料理に使えます。
しつこくなりがちな肉料理や炒め料理をさっぱりさせたい時には味ぽんの出番です!また、ステーキソースや味噌だれのカロリーが気になる方にも頼もしい味方です。
旨味調味料
グルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸などを主成分とした調味料。
これらの成分は和風出汁の主な材料でもある昆布、かつお節、干ししいたけなどに含まれている成分で、料理に「旨味」を与えます。
旨味調味料の使用は旨味を与えるだけでなく素材の持ち味を引き出す力も持つと言われています。
旨味調味料の代名詞的存在が「味の素」ですが、実際には一般家庭では「旨味調味料」という言葉が使用されることは少なく、「味の素」として日本では広く認識されています。
味の素
味の素株式会社製造の旨味調味料。
日本の旨味調味料の代名詞的存在であり、その名を知らない人はいないほど。
実際、商品名ではなく普通名詞だと思っている人もいるほどです。
旨味調味料はかつて「化学調味料」とも呼ばれていましたので、味の素は何かケミカルなものから出来ているのではと思われている人もいるかもしれませんが、その原材料はさとうきびからとれる糖蜜やでんぷん。
発酵菌の働きによりグルタミン酸(うま味の成分)が作られるそうです。
柚子胡椒
柚子胡椒とは柚子風味のペースト状の唐辛子味噌で、刻んだ唐辛子に柚子の果皮、塩を加えたものを熟成させて作ります。
決して粉状のこしょうではありません。
青唐辛子で作られるものが一般的ですが、赤唐辛子で作った「赤柚子胡椒」も存在します。
鍋物、刺身、冷奴や小鉢ものの薬味にはもちろんのこと、みそ汁やうどんに加えても。
一般に青柚子胡椒は鍋物やうどん、みそ汁などの薬味に、赤は肉など濃厚な味のものに合うと言われています。
コーヒーフレッシュ
植物性油脂を主原料として作られたコーヒー用のクリーム。
関西では「フレッシュ」と呼ばれています。
多くは小型のカップに小分けされています。
コーヒーに入れるほか、動物性由来のものを嫌うベジタリアンの方には生クリームの代替品として使えますし、生クリームよりずっと安価ですので経済的。
ただし、特にホイップ可能と明記されていないかぎりは泡立ちませんのでホイップクリームは作れません。
昆布茶
乾燥させた昆布を粉末状にしたものに軽く塩味をつけたもので、決して「茶」ではありません。
そのままお湯を注いでホット飲料として飲む以外に味付け役としてよく料理に使われます。
昆布の旨味を生かして関西風のうどんのつゆに入れたり、そのままお湯を注いでお茶漬けのだしとして使ったりもできます。
ねりわさび
寿司・刺身の人気とともに海外でも今や人気の高い辛み香辛料。
唐辛子の辛みが舌に刺激を与えるのに対してわさびは鼻にツンと抜けるのが特徴。
植物であるワサビの地下茎をすり下ろしたものを料理の薬味としていただきますが、家庭でこれを作るのは手間もコストも大変。
そこで多くの日本の一般家庭ではペースト状に加工したわさびを使いやすいチューブに入れたものが使用されています。
これがいわゆる「ねりわさび」。
レシピの分量でよく「~センチ」という表現が使われていますが、これはチューブからしぼり出したときの長さのことなんですね。
ねりからし
和がらしをペースト状に加工して使いやすいチューブにつめたもの。
和がらしはカラシナの種子を主原料とした香辛料で独特の鼻に抜ける刺激を持ちます。
欧米で食されている洋がらしよりもかなり刺激が強く、いわゆる「マスタード」では代用品になりませんのでご注意を。
おでんのトッピングとして欠かせないのは言うまでもなく、マヨネーズと和えてディッピングソースとしても使えます。
また、八宝菜やかたやきそばなどの中華料理との相性も抜群です。
洋がらしよりも相当辛いので使用料にはあくまでご注意を。
焼肉のたれ
醤油味をベースに香辛料やにんにく、フルーツや香味野菜をブレンドした焼肉専用のたれ。
多くは独特のこくと香味、まろやかな甘さを持ちます。
これさえあれば家庭で焼肉屋の味が手軽に楽しめます。
エバラ食品の「エバラ黄金の味」、モランボンの「ジャン」、日本食研の「晩餐館」などが有名。
焼肉だけではなく、炒飯に少量加えたり、野菜炒めの味付けにしたりと、その使い道は様々です。
エバラ黄金の味
エバラ食品製造の焼肉のたれ。
醤油をベースに、りんご、桃、梅といったフルーツをたっぷりと使い、にんにく、玉ねぎなどの香味野菜や蜂蜜、ごま油を配合、さわやかな甘さが特徴です。
焼肉はもちろん、炒めものの味付けや煮込み料理の隠し味にも。
マイルドな甘口、誰にでもあう中辛、豆板醤・コチジャンが加わった辛口の三種類が発売されていますので、料理やお好みにあわせてどうぞ。
紹興酒
酒にもち米を原材料としたアルコール度数14~18度の中国うまれの醸造酒。
独特の香りと甘みを持ちます。
年代物の紹興酒はコニャックのような味わいだと評する人も。
中華の炒めものなどによく使われますが、和食の煮物などでお酒の代わりに使えば少しエキゾチックな味になっておもしろいかもしれません。
もちろん、ストレートで飲んでも。
ヒガシマルうどんスープ
ヒガシマル醤油製造の関西風粉末うどんスープの素。 手軽に家庭でうどんスープが作れることから関西では超ロングセラー商品です。 だしのベースはかつおとこんぶ。 もちろん醤油はうすくちで。 東日本で食べられるうどんだしとは違い淡い色のスープですので、うどんの色と味がより堪能できます。 もちろんうどん以外にも、関西風の甘くない玉子焼きや茶椀蒸しの味のベースとして使えます。